『新説・三億円事件』

　1991年にCXで放映された、単発ものの実録犯罪史シリーズ実録犯罪史 新説 三億円事件 [VHS] です。
これは、ビデオ化されています。
タイトルをクリックするとamazonで画像表示されたページに飛びます(^^)v

制作：CX
放映：1991/12/27（金曜21:00〜23:00 金曜エンターテイメント）
脚本：岩間芳樹
演出：小田切正明
プロデューサー：渡辺茂
 原作：大下英治「白バイと紅薔薇」「現代虚人列伝」
共演：山崎努、小林稔侍、伊東四朗、丘みつ子、高橋幸治、坂上香織、他
役名：大場誠（18,9）少年Aだから20歳未満ですよね？
サブタイトル：史上空前の現金強盗、少年A犯行の全真相・・・・？

ストーリー

　昭和43年12月10日、東京府中で起こった、白バイを装った犯人による三億円強奪事件 の犯人が、実は、その区域の白バイ隊・大場光弘（小林稔侍）のグレた息子・誠（織田 裕二）ではなかったか、という仮説にもとづいた物語。

　やりばのない苛立ちにキリキリする大場誠は、車を盗もうとして、持ち主の怪しい酒 場のマスター（山崎努）に見つかるが、警察に突き出されることもなく、自分の昔をみ るようだ、とその店に連れていかれる。親父に思い知らせてやりたい、世間をあっと言 わせることをしてドキドキしたい、という理由で、ふたりは、三億円強奪を計画し、実 行に移し成功する。だが、誠の焦燥感は、少しも癒されることはなかった。

　やがて、警察は、誠が実行犯ではないかと疑い始めるが、身内の家族ということで、 なかなか手が出せない。誠が犯人であることを知った父は、心中をもちかける。

感想

　何をしても満たされない１０代の焦燥感がヒシヒシ伝わってきます。
冒頭で、父に殴られて倒れ、ゆっくり目開ける誠の反抗的な視線が、超リアル。
思わず、動画保存していまいました。

　脇役陣も超豪華なシリアスもので、周りのベテラン俳優陣にも負けず、織田くんも光っています。
ビデオも出ていますし、ぜひ、一度ご覧になることをお勧めします。

　ところで、マスターと誠はアヤシイ関係じゃないかと思わせる部分があるのですが、なんといっ てもそこは織田ドラマ。顔が異常に近いので、それだけでは判断できません。そこで、原典「現代虚人列伝」をあたってみたところ、そーいう関係でした。(^^;;;;

　　　　(1997/01作成)

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