亀山さんが言われたとおり、4回見て初めてわかった気がします。
こんなに見るたびに感想の変わる映画も珍しいよ。((^^;
もっとも、よっぽど面白くなければ、織田映画以外はリピートしないけどね。（笑）
・・・「模倣犯」も見返してみたら、感想変わるかなぁ。（激爆）＜もう1回見たいとも思わないけど。ﾎﾞｿｯ
ともあれOD2。
まずは、初回カウントダウン。
試写会を除いて、一番早く見るOD2。
会場内は、大興奮状態でした。
そんな中で見た感想は・・
面白い、確かに面白い！
最近見た映画の中では一番面白かった。
「ターミネーター３」よりも「マトリックスリローデッド」よりも面白い！！
・・・でも、Movie１には負けたな・・
でした。
OD2とMovie1の間に配られたアンケートにもそう書いたし。(^^;
ちなみにこれが、1,2年ほどの間に、映画館で見た映画です。
面白かったのに、どこかひっかかる違和感。
まず感じたのは、笑いとコネタの詰め込みすぎでモタモタしてる・・・・。
Movie１に比べて、テンポが悪い。
新城さんの扱い軽すぎ・・
というか、今回は、新城さんはいらなかったんじゃ？とまで思えて、人気キャラ総出演のため、大同窓会SPにも見えたし。
ストーリーに没頭できないくらい、気になるコネタ・リンクのオンパレード。
テーマは「増殖」。
というだけあって、これでもか、これでもか・・・というリンクでしたが、そのわりには、コレははずさなかったほうがよかったんじゃ？と思える、お守りネタがなかったのが残念でした。
もっとも、コネタで気が散るというのは、自分にも責任があるのですが。（下記参照＊）
笑いどころも、確かに笑えるんだけど、ベタすぎ。
「踊る」の笑いはこんなんだっけ？！
もっと、｢ある、ある(^^;｣・・・って感じのシニカルな笑いだったように思うのに、ウケ狙いが透けて見える、わかりやすいオーバーな笑いになってしまったような感じがしました。
だからこそ、子供にもウケるんだけどね。
何度も見ているうちに、この狙いすぎかと思えた「笑い」部分やテンポへの違和感はあまり感じなくなりましたが。
岡村くんの扱いは、単純に笑えるときもあれば、浮いて見えるときもあり、びみょ〜〜〜です。
リンクされたシーンについても、増殖というより水増しに感じるところもあったし、またも、びみょ〜〜〜。(^^;
たとえば、Movie1でのコピー機搬入シーン、BGMに大げさな「C.X.」がついていてカッコよかったのに、たぶん、そこに対応した捜査会議室設置のシーンは、なんとなく頼りなかったんだよね・・。
ストーリーそのものは、大枠が連ドラ・Movie１と同じ、現場の所轄と官僚主義の本店との対立構造なのは仕方がないことでしょう。
それが「踊る」だもん。
実際は違うのに、本当にありそうに見せる「あたかもリアリティ」
それが、「踊る」の神髄だと思っていました。
でも、OD2は、その枠から大きく外れた点がありました。
たぶん、製作者側が一番言いたかったところ。
それがわかるだけに、「いらんやん！」とバッサリ切り捨てることもできず・・。
でも、あのシーンはないほうが「踊る」らしかったよなぁ・・・と思う気持ちは回を重ねるごとに増すばかりです。
それは
レインボーブリッジで、青島が犯人グループと対決するシーン。
逃走中の犯人たちがわざわざ車を止め、思い切り芝居がかった言い方で青島を挑発することも不自然なら、挑発された青島が、「リーダーが優秀なら組織も悪くない」と得意気な顔でいい放つのも不自然。
また、そのときの青島（というか織田くん）、ものすごーくいい顔してるんだわぁ・・。
それだけに・・（T_T)
これまでの青島なら、言い返すよりも先に逮捕しようとすると思うのですが。
この１シーンで、全てがファンタジーになっちゃった・・・
と思いました。
だから、これまでだったら、事件を解決しても処罰の対象になってしまったはずの室井さんや青島が、今回は警視総監賞を受けたことも、全然気にならなかったどころか、よかったね♪と思えました。
だって、ヒロイックファンタジーだもん。
青島が組織を認める・・という展開がイヤなわけじゃないんです。
青島が犯人の車に追いつけないで、追いかける青島を見て発車したパトカーも追いつけないで、逃げ切られてしまうか！？と思ったところに、SATが登場して、結果、犯人確保！
「リーダーが優秀なら組織も悪くないよ？」
と青島が犯人に告げる・・
というパターンなら、ここまで違和感をもたなかったように思います。
でも、今描かれているシーンのほうが映画的には見栄えがするのかもしれないし・・。
「映画らしさ」というのはよくわからないんだけどね。(^^;
Movie1のとき、いろんな評で「これは映画じゃない」と言われたことがよくわからなくて、「映画らしい」とはどういうことかをわかろうと、たくさん映画を見るようにしてきたけど、やっぱりよくわかりません。((^^;
「踊る」は、一度見ただけでも十分に面白いのですが、２度３度と見てわかる面白さもあり・・コネタやリンク探しは、ビデオで何度も再生して発見し楽しむ面白さだと思うので、そういう点では、「踊る」はとってもテレビ的なんだと思います。
泣かせのシーンは、初回から３回目まで「ここが泣くシーンだろな」と冷静な目で見てしまいました。
ストーリーを追うのに夢中だと、あまり泣けませんね・・・
といいつつ、「サトラレ」はボロボロ（T_T)だったよなぁ・・と思い出す自分。((((^^;
組織の中にいないから実感がないのかなぁ・・・。
と号泣した友達の話をきくと、ちょっと疎外感まで感じたりして。(^^;
４回目にして、ようやくジーン(;_;)ときたのが
「所轄の仕事なんてしなきゃいいのよ」と沖田管理官に言われて、すみれさんと青島が反発するシーン
「どうして現場に血が流れるんだ！」と青島に訴えられて、我慢できずに室井さんが立ち上がり、ついには駆け出すシーン
すみれさんが撃たれるところも、わかっていてもジワっとくるのですが、「胸の弾をとって・・」の台詞で醒めちゃう。(^^;
今回は、そういう、言わないほうがよかったのに・・と思える台詞が多かったなぁ。
もっとも、私がなかったほうがよかったと思った台詞は、好きな方もきっとたくさんいらっしゃると思いますが・・・。
「私の胸の弾をとって、拳銃にこめて、あの馬鹿を撃って」
「リーダーが優秀なら組織も悪くない」＜あのシチュエーションが・・（まだいうか）
「しびれるような命令、ありがとうございました」
です。
反対に、これ！という決め台詞が弱かったようにも思います。
好きなのは
「捜査を立て直す！」
「現場の君たちを信じる」
「責任はとる。それが私の仕事だ」
・・・あら、室井さんの台詞ばっか。（爆）
今回も、映画の主役は室井さんっぽかったよな〜〜と思えるくらい、いいとこかっさらっていきましたね〜〜。
ただ、OD2では、中間管理職・室井さんの板ばさみになる苦しみの根源、本店の官僚主義が描かれていなくて、ついに業を煮やした室井さんが事件解決のために、後先考えずに立ち上がる、あのカタルシスがイマイチなかったように思います。
爽快感に欠けたのは、そのせいかも。
和久さんが、病院で泣き続けるシーンは、10話・涙をこらえて捜査にでかけたことと対比されて、気持ちの上でもう刑事じゃなくなってるんだなぁ・・と思いました。
沖田管理官について。
一見、女性上司は使えないという典型例に見えるけれど、彼女はもともとかなり優秀であることを示すシーンもあったし、男性社会のなかでつっぱってきた痛々しさが感じられました。
経験のなさから不測の事態でパニックに陥ってしまったけれど、決して無能な上司としてだけ描かれていたわけじゃないと思います。
机上の空論が実際の役に立たなかったという一例じゃないかな。
たまたま女性だっただけで、「女だからダメ」なのではなく、「そういう官僚がダメ」なんだと描かれていると見ました。
カウントダウンで亀山さんは、「朝になったら、本広はスピルバーグになってる！」と言われました。
確かに本広監督は、スピルバーグだ！
「スターウォーズ」というだけで大ヒットするスピルバーグ
「踊る〜」というだけで大ヒットする本広監督
とまで思ってしまった私なので、シリーズのなかでOD2が最高だとは思っていません。
でも、決して面白くないとも思っていません。
１回見ただけでも「面白い！」と思わせないと、キャストのファンでもない限り何度も見たりしないよね。
１８００円は痛いもん。
レディスデーや映画の日は１０００円だし、チケット屋さんで買えば１３００円、クレジットカードの割引特典で１５００円・・であったとしてもね。
1回見ただけで、面白い！と思えるから、リピーター続出ですでに邦画実写部門の歴代1位！！
犬や猫のかわいらしさに青島が負けるわけないじゃーん。（笑）
こうなったら、ぜひ、「もののけ姫」といわず、「千と千尋の神隠し」も標的にしてもらいたいと思っています。
めざせ日本映画界の金メダル！（爆）
心からそう思いつつ、独断と偏見に満ちた私の感想は・・・
製作発表から始まった祭りとしては、★★★★★
映画としては、★★★★
「踊る」としては、★★
＜気が散ったわけ＞
オープニング。
私も撮影応援参加できたシーンです。
面白かったよ、確かに。
でも、何気に自分の立ってた位置を見ちゃうんだよね。(((^^;
ほかのシーンでも、エキストラで参加した知人が映ると内容ぶっ飛んで気になっちゃうし。
つくづく、ゼロの状態で見るには、そういうことヌキにしたいなぁ・・・と思いました。
すごい贅沢な話なんだけど・・・まずいことしたなぁ・・・＜その１。
同じく、本店サイトにはまってしまい、スタッフの方の顔を覚えてしまって、ウチトラで出演された部分がよくわかり・・・以下同文。＜その２
＜ここ1,2年のうち映画館で見た映画＞
私の感覚はこんな感じです。
すんごい独断と偏見。表層的な見方ともいう。(^^;
織田くんには甘い、甘い。（笑）
| タイトル | 星 | メモ |
|---|---|---|
| T.R.Y. | ★★★★ | 大金かけたというのに・・・上海の街並み、安っぽかったね。 |
| ピンポン | ★★★★ | 窪塚くんはキングのキャラがかぶり、またかい･･と思った。ARATAがよかった |
| 凶気の桜 | ★ | 自己満足な暴力は見ていて不快。お約束なお嬢様の登場も興ざめ |
| 阿弥陀堂だより | ★★ | 信州の風景とおばあさんに |
| KT | ★★ | 金大中のあまりの危機管理意識のなさに驚いた |
| 突入せよ！「あさま山荘」事件 | ★★ | 実録というより役所さんのヒーローもの |
| OUT | ★★★ | 死体解体というシュールな状況下でのあまりに普通な日常的会話が笑えた |
| 猟奇的な彼女 | ★★★★★ | ベタ。おもいっきりベタだけど、好き。メインの男性がひとりで見分けついたし |
| カンダハール | ★★★★ | アフガニスタンの現状？想像つかない世界。色とりどりのブルカの大群が美しいだけに不気味だった。 |
| 青の炎 | ★★★★★ | 二宮くんがはまってた。母親の役もふくらんでいて、原作よりよかった |
| ぼくんち | ★★ | 笑わせたいんだろうけど・・・笑えない |
| 魔界転生 | ★★ | 転生した剣豪、弱すぎ。バトルゲーム見てるみたいだった |
| 七人の侍 | ★★★★ | BGMがあまりなくて雨の音などの効果音が新鮮だった。でも長い |
| ハリーポッターと秘密の部屋 | ★★ | 原作のエピソードを全部いれると、全体に内容が薄まる気がした |
| 太陽を盗んだ男 | ★★★★★ | 東海村潜入シーンと原爆完成シーンだけで★５。完成後は突っ込みどこ満載だけど |
| ハッシュ！ | ★★★★ | 会話のテンポがよかった |
| 友へ チング | ★ | 昔ながらのやくざ映画だし、主役グループ4人のうちひとりしか顔の見分けがつかなかった |
| たそがれ清兵衛 | ★★ | いいよなぁ・・たそがれ時には帰れるんだから。貧しさを強調されても、豊かじゃん |
| スターウォーズ エピソード２ | ★★ | アナキンの恋愛シーン、だるかったー。SWで意識が遠のくなんて |
| リターナー | ★★★★ | パクリでもなんでも金城くんはカッコよかった。でも、ファンとオタクむけ |
| ロード・トゥ・パーティション | ★★★ | 何かが余分で何かが足りない。もどかしい感じ。 |
| 模倣犯 | ★ | 最初は原作を知らないと話がわかり辛いだろうな、くらいで見ていたが、クライマックスでキレた。シリアスなドラマを見ていたつもりが、いきなり特撮SF。あれはないでしょ・・・。 |
| 黄泉がえり | ★★★★ | よみがえった人数が多すぎて散漫だったけど、けっこうよかった |
| シカゴ | ★★ | リチャード・ギアのミュージカル部分はねぇ・・・堪忍 |
| 名探偵コナン 迷宮の十字路 | ★★ | 主役は平次だった。「コナン」にしたら、もうひとつ。 |
| スパイ・ゾルゲ | ★ | 教科書を淡々と映像化した感じで長いわ、長いわ・・面白くないわ。「能面みたい」→能のシーン→小雪さんのアップというコネタとしか思えないつながりで笑いをこらえるのに必死。ヒロイン（葉月さん）が登場するたび、肩が震えた。 |
| 13階段 | ★★★ | 2時間ドラマを見た感じ |
| ターミネーター３ | ★★ | TXが女性型である意味がなく、殴り合いではかえって不快だった |
| マトリックスリローデッド | ★★ | 斬鉄剣は出てくるし、スミスの増殖はハンパじゃないし、笑える。ベッドシーンはいらんでしょ。 |
| 笑う蛙 | ★★ | えげつない設定の話なのに、淡々とした地味な印象があるのは、大塚寧々さんの持ち味かも |
| リトル・ダンサー | ★★★★ | 「ロケット・ボーイズ」＠映画にも共通する。親に認められないことを一生懸命やって最後に成功する・・という。よかったなぁ〜と思えた |
| ウォーターボーイズ | ★★★★★ | 馬鹿笑いできた。最後のシンクロシーンは感動もの。 |
| 千と千尋の神隠し | ★★★ | 細かい背景にまで手を抜かない映像の美しさに驚いた。それだけ。 |
| GO | ★★★ | 宮藤さん脚本にしては、会話のキレがなかった |
| アメリ | ★★ | いたずらというより、ストーカーちっく。世界を旅する小人人形は笑えたけど |
| サトラレ | ★★★★★ | 笑って泣けた。ベタだけど |
| ハリーポッターと賢者の石 | ★★★ | みごとに原作どおり。虐待されている子供の妄想世界をのぞき見た気分 |
| 冷静と情熱のあいだ | ★★★ | 原作のせつなさはなし |
| パールハーバー | ★ | 彼女、従軍看護婦というより従軍慰安婦じゃ？ |
| みんなのいえ | ★★★ | 脇が豪華な配役だった・・・ |
| ダンサー・イン・ザ・ダーク | ★ | 手ぶれがひどくて、画面酔い。目を開けると吐きそうになるので、半分は見てない。ミュージカルシーンが救い。内容的にも救いなし。 |
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