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制作：CX
放映：1993/07/01〜09/16 木10（全12回）
脚本：野沢尚
演出：光野道夫、杉山登
プロデューサー：大多亮、喜多麗子
主題歌：井上陽水「Make up Shadow」
共演：浅野温子、富田靖子、佐藤浩市、ともさかりえ、田中健、他
役名：芝木貢（27）
サブタイトル：第1話 決して恋をしない女
第2話 放課後の告白
第3話 学園ドラマ
第4話 女がこの世を狂わす
第5話 乳房
第6話 母が女になるとき
第7話 父帰る
第8話 飾りのない結婚式
第9話 年上の妻
第10話 悲劇
第11話 誰のための人生
第12話 女の一生
3年前に結女が離婚したことを知った貢は、それまでの想いがまた蘇り、追いかけ始め る。結女は乳癌に冒されており、手術を受ける。術後、病室にまで来て、真剣なまなざしで 「自分が一生ささえるから。」と言う貢に結女の心は動く。
初音と別れて結女と結婚した貢だったが、初音も激しい女で、おまけに貢の子供を妊 娠していた。子供を産んでも初音を愛することは一生ありえない、と断言する貢に絶望 した初音は、留守電に結女あての恨み＆挑戦のメッセージを残して鉄道自殺をとげる。
初音の死後、腑抜けになって彷徨う貢を幽霊になった初音が死に誘うが、すんでのところで結女が見付け出す。貢は、自分の気持ちの整理がつくまで、と少なくとも3年の 約束で北海道へ転任。結女も、誘われていたロンドンへシェフとして赴任する。
3年後。若い花嫁となった遥の結婚式で、ようやく貢と結女は再会するが、そのときに は、結女はすでに癌の転移により麻薬で痛みを抑えてなんとか、という状態になってい た。
貢は、織田くんが演じているから「一途な青年」だけど、一歩間違うと、ストーカーだぞ、と思ってしまう私。(^^;;;
ラストシーンで「幸せにしてね。」と微笑む結女が印象的でした。
「残された時間はあと１ヵ月くらい？これから修羅場だぞ〜、がんばれよぉ、貢。」って感じ。
何回見ても、どうしても気になる点がふたつ。
ひとつは、遥の誕生日。ひと夏の恋、土用波がくる頃に終わった恋でできた子供の誕生日が７月なわけないやろーーーー！
もうひとつは、貢がプロポーズに使った「伊勢物語」梓弓の段
昔、男ありけり。都へ行くとて みとせ 帰らざりければ・・・
で始まるもの。
ドラマでは途中で切りましたから、女は新しい男を選ぶことになりますが、もっと続きがあって、本当は、この女、昔の夫を選ぶんですよね。去っていく男を追いかけるんだけど、追い付けないで、
「相思わで わが身はいまぞ 消え果てぬめる」
という辞世の句を残して死んでしまうんですわ。
高校の古文で習いました。好きだったんだもーん、この段。
で、ここのシーンにくると、毎回つい突っ込んでしまう恋愛ドラマおんちです、私。(^^;
（作成1997/01)
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| BGMタイトル | MAKE-UP SHADOW |
| 作曲 | 井上 陽水 |
| 作詞 | 井上 陽水 |