『正義は勝つ』

　1995年にCXで放映された『正義は勝つ』です。
これは、関西ではそうでもなかったのですが、関東では、意外と視聴率が低かったんだそうです。
その視聴率データはこちらです。

遺跡はこちらです。

制作：CX
放映：1995/10/18〜12/20　水9（全10回）
脚本：戸田山雅司(1〜4,6〜10）、青柳裕美子(4)、旭井 寧(3)、田辺 満(5)　
演出：若松節朗(1,2,5,6,9,10)、石坂江理子(3,4,7,8）
プロデューサー：塩沢浩二
主題歌：織田裕二「愛までもうすぐだから」
音楽：服部隆之
美術：塩入隆史
共演：鶴田真由、段田安則、井上 順、室井 滋、谷 啓、ほか
役名：高岡淳平（29）1966/06/04生
サブタイトル：第1話　依頼人はウソをつく
　　　　　　　第2話　そこまでして勝ちたいか
　　　　　　　第3話　奴は弁護士じゃない
　　　　　　　第4話　透明な戦術
　　　　　　　第5話　小さな目撃者
　　　　　　　第6話　72時間の逆転劇
　　　　　　　第7話　疑惑の法律事務所
　　　　　　　第8話　告発
　　　　　　　第9話　正義をなくした一人の弁護士
　　　　　　　第10話　判決

ストーリー

　弁護士デビュー以来連勝を続けるセントラル・ローオフィスの高岡淳平（織田裕二）は、手段をえらばない勝ち方をしていた。不法解雇、医療ミス、著作権裁判などを経て、パートナーとなった自分の父健次郎（津嘉山正種）を自殺に追いやった元・黒菱商事、ビッグストーンインターナショナルの労災の弁護を引き受ける。
労災死したと訴えられた水沼は、実は自殺で、彼は会社が臓器売買をしており、この任 務についていることを苦にしての自殺だった。また、その金はセントラルを通してロン ダリングされていた。

　過去の裁判資料や、水沼の妻からの知らせで、その事実をつきとめた淳平は、告発することを、大内（井上順）に告げるが、反対に父と同様、横領の罪をかぶせられ逮捕されてしまう。
姫野（鶴田真由）、石田（段田安則）の活躍で釈放された淳平だったが、拘留中に大内から弁護士会へ退会届けをだされており、弁護士資格を失っていた。

　セントラルの脱税を検察庁に告発した淳平は、法廷で、証人どうしの対質という手を使い、大内を追い詰める。判決は、有罪。淳平は父の無念もはらしたのだった。

感想

事前の番宣で、「冷徹な弁護士」と盛んに言われていたので、「司馬先生の再来か！o(^-^)o」と喜んだのですが、いざ、始まってみると、なかなかいい奴・・・。 ちょっとガックリきてしまい、放送当時は、ブツブツ言ってしまいました。f(^^;
が、終了後、改めて通して見ると、毎回、事件解決のカタルシスもあり、淳平は１本筋の通った小気味のいい男で、スッキリ楽しめるなかなかいいドラマでした。
それにしても、イヤミなほどベンツのオープンカーがよく似合うあのカッコよさ、織田くん、ハマリすぎです。（笑）

　地上波では一度も再放送されたことがなく、先年のPの不祥事でますますお蔵いりとなりそうな気配ですが、ぜひ、また放送していただきたいものです。
弁護士ものはたくさんありますが、民事訴訟を扱ったものは、これがパイオニアじゃないでしょうか。

＊教訓：事前の番宣は鵜呑みにするな。(T_T)

（作成1997/01)

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BGMタイトルJUSTICE FOR ALL（オープニング曲）
作曲服部 隆之
MIDIしらぽん