ある日、清子は、スカウト会社の仕事で、かって実業団野球で活躍していた粕谷肇 （平田満）と会い、転職をすすめるが、実は、それは首きりのアルバイトだった。

　 心ならずも失職させてしまった清子に、その後、粕谷はつきまとい、おしかけて同居 する。なんとか、粕谷の職を探そうとする清子だったが、粕谷にはまるでやる気がな い。
　そのおかげで、坂上とのデートもすっぽかすことになったが、彼は、別の女に会っ て、また貢がせているのだった。

　 念願の少年野球の監督をすることになった粕谷だが、弱小チームで、人がかけてしま い、試合ができない。一度勝てば、粕谷に坂上とのグアム旅行資金を貸してもらえる清 子は、デートを、めぐみに代わってもらい、練習試合に参加することにした。
　一方、坂上は、美人で金持ちのめぐみのほうが嬉しく、清子とは行かなかったホテル へも食事のあとに行く。

　 バッティングセンターで、働き始めた粕谷は、ある日、めぐみと連れ立ってホテルへ はいる坂上を目撃し、清子に知らせる。傷心の清子にホテルから出てきた坂上は「俺っ てこういう奴なんだよ。この埋め合わせはグアムでサービスするからさ。」と言うが、 清子は「手品師なら最後までタネをばらすな。」と平手打ちし、夜の街へ消えた。

　 部屋で待つめぐみと粕谷の前に、ヤケになって中年男（桜金造）を連れ込んできた清 子が現われる。その後、ゴタゴタして、また粕谷を部屋から追い出すが、粕谷はあきら めていない。腐れ縁ってやつですか。

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