ワイドショーでもスポーツ紙でもあまり詳しく扱われていなかったので、舞台挨拶をご報告いたします。
舞台挨拶は、上映前に行われました。
左から、灰色スーツの若松監督、 はなだいろというのかな・・ちょっと明るい紺色スーツの佐藤浩市さん、 茶パツパーマに濃紺スーツの織田くん、黒のロングドレスの松嶋菜々子さん、白っぽいスーツの真保さん・・の5人です。
織田くん、松嶋さんより背が低く見えたけど・・・でもって、スーツがきつそうだったけど・・・TVで見るとなかなかでしたね。(^^;
挨拶のお言葉は以下のとおり。（大意 。謝辞は割愛。メモから起こしただけなので 、間違ってる部分もあると思うけど、許してね。）
ネットでは、以下へどうぞ。
東宝HP
XUSXUS「芸能１問１答」
織田：5年前の小説を読んだときからやりたかった。
スケールが大きすぎて映像化できない、と言われていたが、自分は絶対にできる、と思っていた。
撮影開始後、あまりの自然の厳しさにたたきのめされたが、みんなの情熱の塊ででき上がった。
これまでにないエンターテイメントに仕上がっていると思う。自信作です。
見終わってよかったらまわりにすすめてください。なかに仕掛けがあるのでお楽しみに。
松嶋：自分は囚われの身だったので、富樫が苦しむ現場をみていない。 これが初見なので楽しみです。
佐藤：いろんなことをやった。自分かどうか判然としないと思う。私を探してみてください。
真保：日本の映画では不可能、シナリオ化するのもむずかしいといわれた映画が完成され、
日本映画の底力をみせつけられた。
例のないスケールの映画で 、ただのアクションものではなく、
見たあと心に残るものがある日本映画のいいところもひきついでいる。
二度見るともっと面白いので、まわりにもすすめてください。
若松：あまりに寒かったので撮影のことは思い出したくない。
プロデューサーの石原さん、小滝さんにだまされて3か月間雪山にほうりこまれた。
納得できる映画になったと思う。
アクション映画ではなく人間ドラマを描いたつもりです。
このあと、司会者から各人に質問がありました。
＜織田くん＞
司会：これをやろうと思った理由は？
織田：単なるアクションじゃつまらない。
5年前に小説を読んだとき、せつなくて涙がとまらなかった。
司会：現場はどうでしたか？
織田：過酷な状況で、何度も死ぬかと思った。顔が凍るドキュメント。
人間が凍っていくところがみられる。
司会：そういう状況で俳優をキープできましたか？
織田：ほんと、人間としてきつかった。
雪って重いんだなあと想った。顔に降り積もった雪が重かった。
ここに理科の先生いますか？
将来、人間が凍った姿・・として理科の教科書に載るかもしれない。
＜松嶋さん＞
司会：現場はどうでしたか？
松嶋：織田さんに比べたら、全然。
でも、寒いとほんとに眠くなるんだなぁと思った。
司会：安らぐシーンでは熟睡しましたか？
松嶋：いいえ。（笑）
司会：印象に残るシーンは？
松嶋：全部。（上映前なので）まだ言えないけど、一人で安らぐシーンがあるんです。
空を見上げて、雪の落ちる音聞えて、これだったのか・・と彼を感じたシーンでした。
＜佐藤さん＞
司会：だれだかわからないのは、ビジュアル的にですか？
佐藤：そうです。
司会：ご自分で工夫なさった？
佐藤：僕と織田は接点がない。 富樫と対照的な明快な悪党をやった。
ひとついっておきますが、ヅラじゃない。自毛です。
司会：のばしたりちぢめたり、大変ですね。白いものもかなりみえますが。
佐藤：実際に白いものが増えてきました。
佐藤：2時間9分の長さを感じさせない映画です。
外は暑いですが、館内の冷房を最強にしてTシャツで来るんじゃなかった・・
と後悔する状態で見てもらいたい。でないと、織田のあの苦労はなんだったんだ？（笑）
＜真保さん＞
司会：原作者として撮影現場にいかれましたか？
真保：原作者・脚本家は現場では邪魔者なので、片隅で見てました。
遠くから若松監督をみると、楽しそうにはつらつと撮っておられた。
大切な娘を嫁に出した心境だった。
司会：でき上がった作品の感想は？
真保：なんだか娘を嫁に出して、すばらしい一家に育てていただいた感じ。
司会：本を書き、シナリオも・・と 、子育てみたいなもんですね。
真保：シナリオ化にも時間をかけさせてもらった。
監督は戦いというが、自分ではうちあわせしただけ。
＊織田くん、かなり暑かったようで、汗だくです。
内ポケットからハンカチを出して汗をふきました。
この日は、ハンカチをもっていたようです。（爆）＜裕二、ハンカチとティッシュはもったの？（織田母）
＜若松監督＞
司会： 今回、織田さんから何をひきだそうとしましたか？
若松：（織田くんは）しつこい奴で、こだわるし、今度は、どういう苦しみを与えられるかと思った。
危険をかえりみずアクションシーンも自分でやりたがるし ・・。
司会：作品を作っていくうえで、口論・けんかのようなものはありましたか？
＊ここで、織田くんは腕組みをして聴いていましたが、 とんでもない！と手と頭を振る。（爆）
若松：しょっちゅうです。
もうジュースをのませたり、なにしたり・・・なんとか対等にもっていこうと・・ ＜子供かいっ！（爆）
若松：この作品を映画化できるかどうかわからなかったが、いま、完成して、あらためて映画人のすごさをみせてもらった。
スタッフ、キャスト、制作パートナー、共同TVのみんな、最後まで心配してくれた家族に感謝したい。
原作ファンの方にもきっと喜んでいただけると思います。
脚本が原作者の真保さんだけあって、大幅な変更はありません。ほぼ原作に忠実です。
これまでにない、スケールの大きな、いろんな意味でちゃっちくない映画です。
少なくとも、織田ファンは、何度見ても楽しめます。
だって、すんげーかっこいいんだもん。(*^o^*)
あ、富樫はごく普通の兄ちゃん、なんだけどね。(^^;
やっぱ、織田くんは、役者やってなんぼ。キャラはいると最高！ ←ほめてるんだよ(((^^; ＞織田くん
ほかのキャストでは、中村嘉津雄さん（＝署長）がすごくよかったです。
佐藤浩市さん（＝テロリスト宇津木）は、最初、某カルト集団教祖、のちにジェイソン＠13日の金曜日のようでした。
松嶋さん（＝千晶）・・・案に相違して結構よかった。(ﾟ゜;)ﾊﾞｷｯ＼(--;
映画終了後、ロビーで、若松監督を見つけ、プレス用パンフレットにサインしていただきました。(*^^*)
監督は、「サインするのは初めて・・」といいながらもしてくださいました。 ＼(^o^)／
う・・うれしい。 織田くんにサインもらうより、ずっとうれしい。（核爆）
で、しっかり「やっぱり、織田裕二撮らせれば日本一ですね！」と 言ってきました。
これは絶対、監督にいいたかったんだもーん。（爆）
監督は、すごく照れてはったけど。(^^;
アクションシーンも見物ですが、 普通の男がやむをえずテロリストと戦って倒さねばならなかったという、富樫のこれから・・も気になります。
そういうところも、二度三度と見るとよく感じられるんじゃないかなぁと思う映画でした。
・・・で。
懸案の 、織田くんは脱ぐかどうか・・・気なるでしょ。（笑）
公開までナイショにしておきます。（爆）
音楽担当
注目だった 音楽担当は、ケンイシイさんです。
こちらに記事がありますので、 どうぞ。スポニチ
3/06、無事撮影終了！！！
「死ななかったのが奇蹟」というほどのすごいロケだった模様です。
以下にスポーツ紙のHPとリンクしましたので、記事をご覧になれなかった方はぜひどうぞ。
・・・にしても、厳寒期ロケ４ヵ月敢行・・じゃなかったっけ？２ヵ月でクランクアップできたなんて、ほんと、撮影が早くすすんでよかったですね。
中日スポーツhttp://www.chunichi.co.jp/geinou/2000/0307gn1.htm
200０年８月１９日 ロードショー！！
次回主演映画は、原作「ホワイトアウト」（真保裕一作 新潮文庫刊）。
極寒のダムを舞台にしたサスペンスアクション で、充実したファンサイト「奥遠和へようこそ」も ぜひご覧くださいね。
文字だけではわかりづらいダムのこと、ホワイトアウトに関するいろんなことがわかります。
制作費は１０億。監督は、織田裕二撮らせりゃ日本一の若松節朗さんで、これで映画デビューされるそうです。
脚本は、作者の真保裕一さんが執筆されます。
相手役（というのか？）、ヒロイン千晶に松嶋菜々子さんです。
織田くんとは初共演ですが、旬な女優さんだけに黄金コンビといえましょう。
が、原作では、最後まで顔を合わさない・・・。((^^;
ホント、お気の毒さま。m(_ _)m＞織田くん
私的には相手役だと思う吉岡は、石黒賢さん＠石川先生 。
うわっ。 雪山にひびく 富樫の「戻ってこ〜〜い！」が、頭の中でこだましています。 （爆）
死にかけた吉岡に心臓マッサージはするのかしら？(((^^;
また、富樫にマウスツーマウスの人工呼吸をしてもらうファン垂涎の的・岩崎課長は、平田満さん です。
なんせ、WHITEOUT唯一のキスシーン だからな。(ﾟ゜;)ﾊﾞｷｯ＼(--; 違うって
他のキャスティングは ・・・（敬称略）
副署長： 中村嘉寿雄
テロリスト 宇津木：佐藤浩市
笠原：吹越満
戸塚：橋本さとし
くわしいことは、 東宝HPおよびWHITE OUTオフィシャルサイトにいってみましょう。
9/13午後、制作発表が行われました。
記者会見のもようは、東宝HPにもあり、その様子がうかがえます。
こちらは、スポーツ紙の記事です。
9/22スカパー（朝日ニュースター）で放送された制作発表のレポです。
ありがとう＞かおる-3さん
２０００年夏 全国東宝系超拡大ロードショウされる映画「ホワイトアウト」（原作 ・脚本：真保裕一 監督：若松節朗 主演：織田裕二）の制作記者会見が９月１３日帝国ホテルで行われました。
真保 ：まさか映画化が実現するとは思いませんでした。
多くの制作者の方々から映画化にしないかというお話を沢山いただいたんですけれども
まあ、撮影も難しいしお金もかかるので、ほんと無理だろうなと話半分で適当に聞き流して
いたところ、非常に熱心にずっと「やろう、やろう」と言ってくださった人がいまして。
まさか、本当になるとは今もちょっと信じられないところがあります。
その上に、さらにずうずうしく、シナリオの段階でああだこうだと意見を言わせていただいた
上、どうせならちょっと書かせてくれ（シナリオ）と言ったところ、まさか本当に最後まで書くと
は思って なかったんだと思いますけども、「じゃ、ちょっと書いてみてください」という様な感じ
で書かせて いただいたところ、こんな事になってしまい自分でも驚いています。
若松 ：映画初挑戦という事の大変さもあるでしょうけども、とにかくこの原作のスケールの大きさ みたいなものを、どういう風に僕達が克服できるのかチャレンジできるのか、非常に心配です ロケハンを重ねていてもみんなが挑戦しようと思ったけれども、なかなか挑戦できないと いうのが本当に実感として湧いてきまして「こりゃ大変だ」というのが今更ながらしみじみと 感じております。
織田 ：こんにちは、織田裕二です。僕は２０００年に向けてこの映画が日本映画で新たな１ページ を作れるようにがんばりたいと思ってます。よろしくお願いします。
松嶋 ：最初にこのお話をいただいて原作を読ませていただいたんですけれども、
描写の細かさとスピード感で、最初から『私がこの役をやるんだ』という気持ちで読んでいま
したので、涙を流しながら読んだりと今から力を入れ過ぎない様にと思いながら読ませてい
いただきました。
私もはじめて予告を見せていただいたんですけれども、本当に鳥肌が立つようなスケール
の大きな映画になると思います。
私もがんばりたいと思います。よろしくお願いします。
佐藤 ：えーとですね、大作ですんで、３ヶ月間と撮影期間も長く…大変ですね（笑）
ほんとその間ケガもなく順調に楽しくスタッフ、キャストで盛り上がりながら撮影をしていきた
いと思いますんで、よろしくお願いします。
記者 ：アクション映画にるという事なんですけれども、今現在それぞれ撮影にむけてやられている トレーニングですとか、体調維持ですとか具体的に教えていただけますでしょうか？ 織田 ：元々僕は、なぜか映画やＴＶをやると乱闘シーンがあるとか、かなりアクションが意外と多い 役柄を今までもやってきてます。ですんで、壊れないように（笑）…。それと、今までに なかった様な日本映画のアクションになれば素晴らしいなと思って、今考え中です。
司会 ：佐藤浩市さんはいかがでしょうか？
佐藤 ：あ、私はですね、実はですねえほとんど座ってまして、あまりアクションはないかと思われる ので、取りたてて…・
司会 ：でも、最後はあるでしょ？
佐藤 ：え、ちょっと最後はね、凄まじく死んでいきますので（笑）まあ、でも実際、撮影期間長い もんで、体だけ壊さないように…。
司会 ：松嶋さんは役作りとか体力、その辺の自信はおありでしょうか？
松嶋 ：寒いのが本当に苦手でして、セットだと思ってたんですけれどロケセットだと聞きまして ちょっと今ビックリしているところなんですけれども（笑）
司会 ：ＡＬＬロケだそうです。
松嶋 ：ちょっと甘かったですか・・（笑）
温かいお風呂に入るようにしたいと思います。ロケが終わったら（笑）
記者 ：織田さんと松嶋さんに質問なんですが、映画もさることながらお２人というのはかなり 世間でも注目を集める、ノリにのったお２人だと思われると思うんですけれども、お互いの 印象をお聞かせ願えないでしょうか？
織田 ：わりと今、茶髪とかコギャルとかじぇないですけれど、すごい真っ黒い人がいたりとか 僕もかなり黒い方だと思ってたんですけれども、そういう人が女性でもかなり今多いんで そういう意味ではぜんぜん違って、なんかホッとできるすごく女性らしい方だなというふうに 今のところ思っています。
松嶋 ：前からＴＶドラマは拝見させていただいてまして、ぜひ、お仕事ご一緒してみたいなと思って
た方なのでとても嬉しいです。
まだ今日初めてお話をしたばかりなので、今後現場でみなさんと仲良くいろんなお話が
できたらいいなと思います。
司会 ：監督、この２人のラブシーンなんかはあるんですか？
若松 ：原作で、松嶋さんの彼氏と織田くん演じる富樫というのが親友で。織田くんはほとんど１人で 動いているので、２人が並ぶシーンがなかなか少ないんですが、そういうものを十分感じ させる狙いをしていきたいなと思っています。
記者 ：先程、織田さんと松嶋さんとの間にロマンスがあるか？というお話がありましたが、佐藤さん との間にはそういったロマンスはないんでしょうか？
佐藤 ：え？なんっすかぁ？！…あの、私テロリストでして（場内爆笑）
恫喝することはありますけど、求愛したりすることはないと思われます。（笑）
記者 ：規模、あるいは内容的にかなりハリウッド映画を意識するんじゃないかと思うんですけれど
も、出演される役者さんはこの辺をどれくらい意識しているんでしょうか？
具体的に例えば意識する映画とか、スターの名前とかありましたら教えてください。
織田 ：純粋に僕は今、日本映画でなかなか実写でここまでお金をかけてこういう大きなアクション をできるというのはなかなかないんで、それ自体多分「え？日本映画ここまでやったっけ？」 というような、そういう映画にしたいなというふうに思ってます。
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